BTO パソコンに Ubuntu Desktop をセットアップした(備忘録)#1
経緯
そろそろ新しいPCが欲しいと思っていた頃で、選択肢としてはいろいろありました。
- MacBook Pro
- Mac mini
- ThinkPad (Ubuntu)
- BTO パソコン
ガンガン Docker 使っても耐えうる環境が良かったのと、同じ価格帯で倍近く性能が高かったということもあり、ツクモで整備済みの BTO パソコンを買うことにしました。
だいたいのスペックは以下の通り。
CPU | AMD Ryzen 5 3600X (6コア 12スレッド) |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 2070 / 8GB |
メモリ | 32GB (8GB × 4) |
SSD | 1TB |
素人知識で Ryzen が〜とか即持ち帰りできて〜とか色々注文したのですが割とドンピシャなやつがちょうど入荷したばかりだったので即決でした。
最終的には開発用のデスクトップとノートが1つずつあればいいかなと思っているので必要になったら MBP 買うかなという感じです。
という思いがあり最初は Windows で頑張っていたのですが、やはり業務で慣れ親しんでいる Mac との差と WSL2 の使い勝手が気になってきたので Ubuntu を入れることにしました。
デュアルブートは自信が無かったので諦めて、WSL2 が Windows と Ubuntu Desktop とを気軽にスイッチできるようになったらまた入れ直すつもりです。
Ubuntu インストール
昔ノート PC に Ubuntu を入れたときに作った DVD があったので、それを差し込んで再起動したのですがインストール画面が出てきませんでした。。。
今は BIOS じゃなくて UEFI というファームウェアが主流らしく
上記の記事を参考に起動ディスクの順番を入れ替えました。
全く何をやっているかわからないままでしたが、とりあえず UEFI がブートローダーとして Windows Boot Manager ではなく GRUB を起動するようになればいいんだなという理解です。。
この最中に
- Secure Boot をオフにする
- CSM を有効にする
ということをしましたが、以下の記事でやめとけと言われていることにあとから気づいて焦りました…。
とりあえず今の所うまくいっているので良しとします。
各種ドライバのセットアップ
無線 LAN
内蔵 Wi-Fi がなく外付けだったので最初は認識してくれませんでした。
有線 LAN で事足りるのですがとりあえずセットアップしようとしたらショッキングな記事が。。
自分が購入したのは BUFFALO AirStation の WI-U3-866DS でした。
いろいろドライバのインストールとかしなきゃいけないのかなと思っていましたが、後述する「Software & Updates」で設定したらすんなり使るようになったので良かったです。。
NVIDIA
購入時についていた NVIDIA 用のドライバはもちろん Windows 10 向けなので Ubuntu では自前でインストールする必要があります。 ググるとこんな記事がでてきて半泣き状態でした。
色々と方法があるようですが、比較的新しめの、成功していそうな記事を参考に NVIDIA の PPA パッケージ経由でやってみることにしました。
まずはリポジトリを追加して、
$ sudo add-apt-repository ppa:graphics-drivers/ppa
推奨ドライバを検索しました。
$ sudo ubuntu-drivers devices == /sys/devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0e:00.3/usb7/7-3/7-3:1.0 == modalias : usb:v0411p025Dd0000dc00dsc00dp00icFFiscFFipFFin00 vendor : BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) driver : rtl8812au-dkms - distro free
見つからない。。。
しばらく放置したあと、「Software & Updates」>「Additional Drivers」から確認すると見つかりました。
再起動したおかげで表示されるようになったとかでしょうか。。
$ sudo ubuntu-drivers devices == /sys/devices/pci0000:00/0000:00:03.1/0000:0c:00.0 == modalias : pci:v000010DEd00001F07sv000019DAsd00001520bc03sc00i00 vendor : NVIDIA Corporation driver : nvidia-driver-418 - third-party free driver : nvidia-driver-410 - third-party free driver : nvidia-driver-430 - third-party free recommended driver : nvidia-driver-415 - third-party free driver : xserver-xorg-video-nouveau - distro free builtin == /sys/devices/pci0000:00/0000:00:08.1/0000:0e:00.3/usb7/7-3/7-3:1.0 == modalias : usb:v0411p025Dd0000dc00dsc00dp00icFFiscFFipFFin00 vendor : BUFFALO INC. (formerly MelCo., Inc.) driver : rtl8812au-dkms - distro free
NVIDIA GeForce RTX 2070 用のドライバを公式サイトで検索しましたが、上で推奨されている nvidia-driver-430 で良さそうでした。
結局 CLI 経由ではなく「Software & Upadtes」からドライバを選択して適用しましたが、無事うまく行きました。
Ubuntu 18.04 自体が安定してきたということなのか、ドライバのセットアップも思ったより楽にできて良かったです。
パッケージのインストールやテーマをカスタマイズするのはまだ完遂できていないのでまた別の記事にしたいと思います。